ペリカン手術(広頸筋縛り)/Platysmaplasty(ミューイングリフト)
ペリカン手術とは
ペリカン手術(広頸筋縛り)は、顎下から首にかけての余分な脂肪を除去し、緩んだ広頸筋を中央に寄せて縫合することで、顎下から首にかけてのラインを整える手術です。
二重顎や顎下のもたつきは、皮下脂肪だけでなく、その奥にある脂肪や広頸筋の緩みなど、複数の要因によって生じることがあります。
そのため、脂肪吸引だけでは十分な変化が得られないケースもあります。
ペリカン手術では、脂肪の除去に加えて広頸筋そのものを引き締めることで、顎と首の境界を明瞭にし、すっきりとしたフェイスラインを目指します。
広頸筋とは

広頸筋(こうけいきん)は、顎下から首、鎖骨付近まで広がっている薄い筋肉です。
加齢や組織の緩みなどによって左右の広頸筋が離れたり、前方へ緩んだりすると、顎下に厚みが出て、顎と首の境界がわかりにくくなることがあります。
このような場合、脂肪を減らすだけでは十分に改善しないことがあり、広頸筋を適切な位置に寄せて引き締める処置が必要になる場合があります。
このような方におすすめ
✔️二重顎が気になる方
✔️顎下の脂肪吸引を受けても、もたつきが残っている方
✔️顎と首の境界がわかりにくい方
✔️顎下から首にかけてのたるみが気になる方
✔️横顔をすっきり見せたい方
✔️脂肪だけでなく広頸筋の緩みがある方
✔️顎下のラインをよりはっきりさせたい方
✔️下を向いても顎下をピタッとさせたい方
Platysmaplasty(ミューイングリフト)とは
当院では、顎下の状態や原因に合わせて、ペリカン手術だけでなくPlatysmaplasty(ミューイングリフト)をご提案する場合があります。
Platysmaplasty(ミューイングリフト)は、ペリカン手術で行う脂肪除去・広頸筋の処理に加えて、広頸筋より深い層にある脂肪への処置や、必要に応じて舌骨周囲への処置を組み合わせ、顎下から首にかけてのラインを形成する手術です。
顎下のボリュームや首元のラインは、皮下脂肪や広頸筋だけで決まるものではありません。

広頸筋より深い位置にある脂肪や深部組織なども、顎下の厚みや頤頸角(顎と首がつくる角度で、理想は105°〜120°)に影響します。
そのため、より深い層までが顎下のもたつきの原因となっている場合には、ペリカン手術だけではなくPlatysmaplastyを検討します。
ペリカン手術とPlatysmaplasty、どちらが適している?
重要なのは、「二重顎・顎下のたるみの原因がどこにあるのか」を見極めることです。
ペリカン手術が適しているケース
皮下脂肪や広頸筋の緩みが、顎下のもたつきの主な原因となっている場合に適しています。
余分な脂肪を除去し、左右の広頸筋を中央に寄せることで、顎下から首にかけてのラインを整えます。
Platysmaplastyが適しているケース
広頸筋より深い層にある脂肪など、深部組織も顎下の厚みに影響している場合に検討します。
また、より明瞭な頤頸角を形成するために、深部組織への追加処置が必要になるケースもあります。
顎下の状態は一人ひとり異なるため、どの術式が適しているかは診察によって判断します。
ペリカン手術・Platysmaplastyは頭頸部再建外科の領域です。

ペリカン手術・Platysmaplastyは、
頭頸部再建外科の専門知識と技術が求められる手術です。
当院では、現役で頭頸部再建外科に携わる医師が執刀を担当します。
専門的な知識と経験をもとに、
一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行います。
手術方法
① デザイン・診察
顎下の脂肪量や皮膚のたるみ、広頸筋の状態、顎から首にかけてのラインを確認します。
正面だけでなく横顔や顎を引いた状態なども確認し、必要な処置範囲を決定します。
② 麻酔
静脈麻酔や局所麻酔などを使用し、手術中の痛みに配慮しながら手術を行います。
麻酔方法は手術内容や患者様の状態に合わせて選択します。
③ 顎下を3〜4cm程度切開
顎下を3〜4cm程度切開します。
切開線は顎の骨の裏側に近い、正面から見えにくい位置に設定し、傷跡が目立ちにくくなるよう配慮します。
④ 脂肪・広頸筋を処理
顎下の状態を確認しながら、必要な脂肪を除去します。
その後、左右に広がった広頸筋を中央に寄せて縫合し、顎下から首にかけてのラインを形成します。
Platysmaplastyを行う場合には、適応に応じてさらに深い層の脂肪や組織に対する処置を追加します。
⑤ 縫合
内部の状態や左右差を確認した後、切開部分を丁寧に縫合して手術終了となります。
傷跡について

切開は顎下に3〜4cm程度行います。
顎の骨のすぐ裏側に近い位置へ切開線を設定するため、正面から見た際には比較的見えにくい場所です。
術後しばらくは赤みや硬さなどが生じることがありますが、一般的には時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。
傷跡の経過には個人差があります。
ダウンタイム・術後の経過
術後は腫れ、内出血、むくみ、痛み、つっぱり感などが生じることがあります。
特に顎下から首にかけては腫れやむくみが出るため、術後早期は完成形よりも太く見える場合があります。
腫れやむくみが落ち着くにつれて、徐々に顎下から首にかけてのラインが現れてきます。
また、内部組織を処理する手術のため、術後に硬さや拘縮、感覚の違和感などを感じる場合があります。
術後の経過には個人差があるため、医師の指示に従って定期的な診察を受けてください。
リスク・副作用
ペリカン手術・Platysmaplastyでは、以下のような症状や合併症が生じる可能性があります。
- 腫れ
- 内出血
- むくみ
- 痛み
- 赤み
- 感染
- 出血
- 血腫
- 傷跡
- 拘縮
- しびれ
- 感覚異常
- 左右差
- 凹凸
- 皮膚のたるみ
- 引きつれ
- 広頸筋の違和感
- 仕上がりがイメージと異なる
- 再手術が必要となる可能性など
効果や仕上がりには個人差があります。
Q&A
Q. 脂肪吸引との違いは何ですか?
脂肪吸引は主に皮下脂肪を減らす手術ですが、ペリカン手術では脂肪への処置に加えて広頸筋にもアプローチします。
そのため、脂肪だけでなく広頸筋の緩みが顎下のもたつきに関係している場合には、ペリカン手術が選択肢となります。
Q. 脂肪吸引を受けたことがありますが、手術できますか?
過去に顎下の脂肪吸引を受けている方でも、状態によっては手術可能です。
脂肪吸引後にも顎下の厚みやたるみが残っている場合、その原因が広頸筋や深部組織にあることもあります。
診察で組織の状態を確認したうえで適応を判断します。
Q. 傷跡は目立ちますか?
顎下に3〜4cm程度の切開を行います。
正面から見えにくい位置に切開線を設定しますが、傷跡が完全になくなるわけではありません。
術後は赤みや硬さなどが生じる場合があり、時間をかけて徐々に目立ちにくくなっていきます。
Q. ペリカン手術とミューイングリフトはどちらを選べばいいですか?
顎下のもたつきの原因によって異なります。
皮下脂肪や広頸筋が主な原因なのか、広頸筋より深い層の脂肪・組織まで関係しているのかを診察で確認し、適した術式をご提案します。
Q. 効果はどのくらい持続しますか?
手術によって除去した脂肪や処理した組織が術前とまったく同じ状態に戻るわけではありませんが、その後も加齢や体重変化などによって皮膚や組織の状態は変化します。
効果の程度や持続期間には個人差があります。
Q. ダウンタイムはどのくらいですか?
腫れや内出血、むくみなどの程度や期間には個人差があります。
また、見た目の腫れが落ち着いた後も、内部の硬さや拘縮などがしばらく続く場合があります。
大切な予定がある場合は、余裕をもったスケジュールで手術を受けることをおすすめします。
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症例
料金表
筋肉縛り(ペリカン手術)
ペリカン手術(広頸筋縛り)
- 通常料金
- ¥450,000
- モニター料金
- ¥382,500
Platysmaplasty (ミューイングリフト)
- 通常料金
- ¥600,000
- モニター料金
- ¥510,000