Columnコラム

2024/05/14

  • ほうれい線
  • ナゾラビアルファット

ほうれい線 解消!「ナゾラビアルファット除去」とは。

  • ナゾラビアルファット
  • ほうれい線
  • 小顔

ほうれい線の悩みを根本から解消する施術に「ナゾラビアルファット除去」があります。「これまでヒアルロン酸注入やメーラーファット除去を試してきたけど、思うような効果が得られないし、コストもかかる」とお困りの方には是非知っていただきたい施術です。今回はナゾラビアルファット除去のメリット・デメリットや、どういう人に向いているかについて解説します。

ほうれい線が目立つ原因は頬の部分の高低差です。ほうれい線は頬のお肉と口の周りのお肉に挟まれた「谷になった部分」を指しますが、ここの高低差が大きければ大きいほどほうれい線が深くなり目立ちます。

そのため、ほうれい線を目立たなくしたい場合は、この高低差をいかに解消するかが鍵となります。そこで一時期流行ったのが頬肉全体を指すメーラーファットを取るという施術でした。考え方としては頬全体の膨らみを減らすことで高さを低くし、結果として谷を浅くするというものです。

しかし、メーラーファットを取りすぎることで、頬の立体感がなくなったりこけたり老けて見えたりというデメリットもあります。だから、医師によっては「頬肉を除去すると頬が凹んでしまうからやめた方が良い」と伝えることがあり、患者としてはほうれい線の悩みを解消するのを諦めてしまうということが往々にしてありました。

また、谷になっている部分にヒアルロン酸を注入することで高低差を無くすという施術も一般的ですが、山になっている部分が高いと高低差をヒアルロン酸では埋めきれないケースが多いです。さらに一時的に良くなったように見えても、注入したヒアルロン酸が時間が経って無くなってくるとまたほうれい線が目立ってくるため、半永久的に施術を続けなければならず、金銭面での負担が大きいというお悩みもありました。

こうしたほうれい線に関する悩みをほぼデメリットなく抜本的に解消できる可能性の高い施術が、今回紹介する「ナゾラビアルファット除去」です。

ほうれい線の原因となるナゾラビアルファットとは

ナゾラビアルファットとはほうれい線の真上の脂肪群のことです。一般的にはメーラーファットと同義で使われたりしますが、解剖学的には異なります。簡単に言うと、メーラーは頬全体、ナゾラビアルファットはほうれい線の上の脂肪です。


つまりナゾラビアルファット=高低差そのものと捉えることができます。シンプルに高低差の原因になっている部分を除去することで、ほうれい線を目立たなくするというのがナゾラビアルファット除去です。範囲でいうと1〜2cm程度の狭い部分ですので、施術には高いレベルの手技が必要となります。

ナゾラビアルファットを除去するメリット

ナゾラビアルファットを除去するメリットは大きく下記の三つです。

・一度除去して終わりなのでコストが安い

・手術時間が短い

・なくても困らない脂肪なので除去しても人体への影響がない

詳しく説明していきます。

一度除去して終わりなのでコストが安い

ナゾラビアルファットは一度除去すれば復活することがないため、ヒアルロン酸注入のような定期的な施術と比べてトータルのコストが安いです。例えば当院の場合、ナゾラビアルファット除去は通常料金¥178,000ですが、ヒアルロン酸注入は2ccで¥144,000となります。ヒアルロン酸注入を2回すればナゾラビアルファット除去の費用を超えてしまうので、まずはナゾラビアルファットを除去し根本的な問題を解消するのがおすすめです。

手術時間が短い

ナゾラビアルファットは非常に狭い範囲の脂肪なので、手技がしっかりしている医師であれば15分程度で手術が完了します。手軽にほうれい線の悩みを抜本的に解決できます。

さらには術後のフェイスバンドでの圧迫も必要ないため、ダウンタイムも比較的快適です。

なくても困らない脂肪なので除去しても人体への影響がない

ナゾラビアルファットはほうれい線の原因である高低差を作る以外の存在理由がなく、無くなっても人体に何の影響もありません。人体にとっての異物を注入するような手術ではないのも安心です。

ナゾラビアルファットを除去するデメリット

ナゾラビアルファットを除去するデメリットは正直ほぼないのですが、手術後に患部が治癒するまでの状態をデメリットと捉える方はいるかもしれません。

術後のダウンタイムや一定期間の拘縮がある

どの美容外科手術でも同じですが、術後は患部が腫れるダウンタイムが生じます。また、個人差はありますが1〜3ヶ月は患部の拘縮が気になるかもしれません。脂肪がなくなった部分が治癒をしようと周りの組織と癒着をすることで、ほんの軽い引き攣れが起こり、肌に硬い部分が感じられます。また、周りの皮膚よりもやや黄色くなることもあります。

とはいえ、コンシーラーで簡単に隠せるレベルですし、何も対処しなくても数ヶ月経つと自然に消えるのであまり気にしなくて大丈夫です。どうしても気になる方はインディバやヒーライト等の施術によって完治を早めることも可能です。

ナゾラビアルファット除去の流れ

ナゾラビアルファットの除去は下記のような手順で行われます。

①まず麻酔をかけます。ナゾラビアルファットの除去だけなのか、他の手術も同時にやるのかにもよりますが、静脈麻酔、笑気ガス、局所麻酔など、状況に合わせて選択します。痛みは最初にちくっとする程度です。

②当院独自の特殊な機具を使い、ナゾラビアルファットの除去を行います。手術は15分程で完了し、特に術後のケアや通院は不要です。1〜3ヶ月程度は拘縮が出ます。

”こんな人にナゾラビアルファット除去はおすすめ”

ほうれい線というと中年以降に悩む方が多いイメージがありますが、実は若いうちにナゾラビアルファットを除去することで多くのメリットがあります。

特に、

・皮膚に伸縮性や弾力性がある方
・笑った時の肉感や顔を横から見たときに鼻の埋没が気になる方

は是非施術を検討しましょう。詳しい内容を解説します。

皮膚に伸縮性や弾力性がある方

顔面の皮膚は加齢とともにたるんでいきます。皮膚の伸縮性(伸び縮みする能力)、弾力性(ハリ)も、加齢によって皮膚の水分量が失われるにつれて減少していきます。

頬の皮膚が弛んでいる場合、ナゾラビアルファットを除去しても、たるみによる谷間ができるため、ほうれい線が消えません。パンパンに張っていた風船から空気が抜けてしわしわになるのをイメージするとわかりやすいでしょう。

一方、顔の皮膚に伸縮性や張りがしっかりある方なら、ナゾラビアルファット除去でほうれい線の悩みを解消できることが可能性が高いです。

つまり、ナゾラビアルファットはできるだけ若いうちに除去しておくのがおすすめです。皮膚に伸縮性や弾力性があるうちに施術することで、年齢を経てもほうれい線が現れにくくなります。

笑った時の肉感や顔を横から見たときに鼻の埋没が気になる方

実はナゾラビアルファットの下にはDMCF(ディープメディアルチークファット)という層があります。

笑った時の肉感が気になる方は、DMCFが分厚いことが多いので、ナゾラビアルファット除去と同時にDMCFも除去するのがおすすめです。この際に除去しすぎると凸凹してしまうので、ナゾラビアルファットとDMCFをそれぞれどれだけ除去するかのバランスをしっかり見極められるクリニックや医師に任せることが大切です。

また、顔を横から見たときに頬肉が大きく盛り上がっており、鼻が埋もれたように見えてしまう人も、ナゾラビアルファットと DMCFを除去するのが効果的です。

ナゾラビアルファット除去が向いてない人

逆に高齢の方や皮膚の弛み・凹みが気になる方は、ナゾラビアルファット除去ではほうれい線の悩みを解消できない可能性が高いです。

具体的には

・皮膚のたるみが相当ある方

・頬肉や鼻翼基部が凹んでいる方

が挙げられます。このようなケースではどんな施術が向いているのでしょうか。

皮膚のたるみが相当ある方

前述したように高齢の方などで皮膚がかなり弛んでいる場合はナゾラビアルファットを除去してもほうれい線を消すことはできません。考えられる施術としては弛んだ皮膚にヒアルロン酸や脂肪を注入して張りを取り戻したり、フェイスリフト手術を行う、などがありますが、高齢であれば身体への負担も考慮しながら慎重に判断する必要があります。

頬肉や鼻翼基部が凹んでいる方

頬肉やほうれい線の出発点である鼻翼基部(鼻のすぐ下の部分)が凹んでいる方は、ナゾラ
ビアルファットを除去しても高低差がなくならないため、ほうれい線が消えません。そのた
め凹んでいる部分にヒアルロン酸やプロテーゼを注入して張りを取り戻すといった施術が向いています。

ナゾラビアルファット除去ならBLINCへ

ナゾラビアルファット除去は技術的なハードルが高く、国内ではナゾラビアルファットの除
去ができるクリニックはまだ少ないのが現状です。そんな中、当院では約400件の手術実績
があり、さまざまな症例を経験しております。高い技術力と特殊なデバイスによって、
患者様それぞれに合わせた最適な手術が可能です。是非当院までご相談ください。


監修者

院長柳川 央徒

【バブみ輪郭】
日本で唯一、"バブみ"に特化した小顔整形元SBC上野院院長。小顔治療通算3000例以上。
他院修正、著名人も、多く担当。