渋谷PARCOのすぐ近く!美容外科・美容皮膚科ブリンククリニック
コラム
2026/09/18
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切開リフト(フェイスリフト)の手術後に、
• 笑いづらい
• 口元が動かしにくい
• 表情が不自然になった
• 左右差が気になる
と感じることがあります。
「神経が切れてしまったのでは?」と不安になる方もいらっしゃいますが、術後の表情の変化がすべて神経損傷によるものとは限りません。
今回は、切開リフト後に起こる神経障害について、原因や回復の見込み、注意すべき症状、そして当院で行っている神経損傷を防ぐための取り組みについて解説します。

切開リフトでは、皮膚だけでなくSMAS(表在性筋膜)など深い組織まで操作します。
その過程で神経が
• 一時的に引っ張られる
• 圧迫される
• 周囲の腫れの影響を受ける
ことで、神経の働きが一時的に低下することがあります。
このような軽度の神経障害は「neurapraxia(神経伝導障害)」と呼ばれ、神経そのものが断裂しているわけではありません。多くは時間の経過とともに改善していきます。
術後は腫れや皮膚・組織の硬さによって
• 笑いづらい
• 顔が突っ張る
• 表情がぎこちない
と感じることがあります。
これらは神経障害ではなく、術後の正常な経過としてみられることも少なくありません。
特に術後早期は、腫れや組織の硬さと神経症状を患者さん自身で区別することは難しいことがあります。

神経が切断されておらず、一時的なneurapraxiaであれば、数週間から数か月かけて徐々に改善していくことが一般的です。
多くは3か月前後までに回復がみられますが、神経へのダメージの程度によっては、それ以上の時間を要することもあります。
そのため、術後すぐの症状だけで「神経が切れた」と判断することはできません。
一方で、まったく動かない状態が続く、時間が経っても改善傾向がない、あるいは症状が強い場合には、早めに担当医の診察を受けることが重要です。

顔面神経は細かく枝分かれしており、主に側頭枝、頬骨枝、頬筋枝、下顎縁枝、頸枝に分かれます。
切開リフトでは、手術を行う部位によってそれぞれの枝に注意する必要がありますが、とくに臨床症状が目立ちやすいのが側頭枝と下顎縁枝です。

下顎縁枝は、下唇を下げる筋肉などを支配しています。
損傷すると、
• 下唇が下げにくい
• 口元の左右差
• 笑ったときや「イー」と口を動かしたときの左右差
などがみられることがあります。
「口角そのものが下がらない」というより、下唇の動きの左右差として現れることが多い神経です。

側頭枝は、額や眉毛を上げる前頭筋などを支配しています。
損傷すると、
• 眉が上がらない
• 額にシワが寄らない
• 左右差が目立つ
といった症状が現れることがあります。
「笑いづらい」「口角が動かしにくい」といった症状には、頬骨枝や頬筋枝が関係することもあります。
これらは口角を引き上げたり、口周囲を動かしたりする表情筋に関与しています。
ただし、顔面神経には枝同士の交通が多いため、一部の枝が一時的に障害されても症状が軽かったり、周囲の枝によって機能が補われたりすることがあります。
神経障害といっても、重症度はさまざまです。
神経が伸びたり圧迫された状態です。
神経自体は切れていないため、時間の経過とともに改善するケースがほとんどです。
神経線維そのものが損傷している場合には、回復に数か月以上かかることがあります。
非常にまれですが、神経が完全に切断されている場合には自然回復が期待しにくく、損傷部位や症状に応じて神経修復・神経移植などの治療が検討されることがあります。
当院では、神経損傷のリスクをできる限り低減するために、神経刺激装置(神経モニタリング)を手術中に使用しています。
神経刺激に対する筋肉の反応を確認することで、神経が存在する可能性のある部位を確認しながら手術を進めています。
神経刺激装置だけで神経の位置を完全に特定できるわけではありませんが、解剖学的なランドマークや適切な剥離層の理解と組み合わせることで、安全性を高めるための補助になります。
もちろん、どのような手術でも神経障害のリスクを完全にゼロにすることはできません。
だからこそ、顔面神経の解剖を熟知し、正しい剥離層を守り、神経が浅くなるdanger zoneでは慎重に操作することが重要だと考えています。

当院の医師は、大学病院で頭頸部再建手術にも携わっています。
頭頸部再建では、腫瘍切除後や外傷後の再建手術を行うため、顔面の深部解剖や神経・血管の走行を正確に理解することが欠かせません。
形成外科で培った解剖学的知識と繊細な手術技術を活かし、美容外科においても安全性に配慮した切開リフトを提供しています。
切開リフト後の「笑いづらい」「口元が動かない」「左右差がある」といった症状は、必ずしも神経損傷を意味するものではありません。
多くは一時的な神経への影響や術後の腫れ・つっぱりによるもので、時間の経過とともに改善するケースが多くみられます。
フェイスリフト後の永久的な顔面神経障害は非常にまれですが、ゼロではありません。
そのため、神経損傷を防ぐには顔面神経の解剖を深く理解し、適切な剥離層を守りながら繊細な手術操作を行うことが重要です。
当院では、大学病院で頭頸部再建に携わる形成外科医が執刀し、必要に応じて神経刺激装置を用いて神経機能を確認しながら、安全性に配慮した切開リフトを行っています。
術後の表情の変化や神経障害について不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
必ずしも神経が切れているわけではありません。術後の腫れや皮膚のつっぱり、一時的な神経の圧迫・牽引によって表情が動かしづらくなることがあります。
ただし、口元がまったく動かない、明らかな左右差がある場合などは、一度執刀医による診察を受けることをおすすめします。
軽度の神経障害であれば、数週間〜数か月かけて改善していくことが一般的です。多くのneurapraxiaは3か月前後までの回復が期待されますが、損傷の程度によってはそれ以上かかることもあります。
術後は腫れやつっぱりでも表情が動かしづらくなるため、ご自身で判断することは難しい場合があります。気になる症状がある場合は、担当医の診察を受けることをおすすめします。
術後早期は腫れや一時的な神経への影響で左右差が出ることがあります。
ただし、明らかな麻痺がある場合には「数か月様子を見る」と自己判断せず、まず執刀医に確認してもらうことが大切です。そのうえで改善傾向を経時的に評価します。
近年の大規模な研究では、フェイスリフト後の一時的な運動神経障害は1%前後と報告されています。永久的な運動神経障害はさらにまれです。
ただし、術式や再手術かどうか、剥離範囲などによってリスクは異なるため、すべての患者様に同じ数字が当てはまるわけではありません。
少しずつ表情が動かしやすくなったり、左右差が改善したりすることがあります。週単位〜月単位で少しずつ動きが戻ってくることがあります。
回復には個人差があるため、定期的に表情の動きを比較しながら経過を確認することが重要です。
どのような手術にも一定のリスクがあります。
顔面神経の三次元的な走行とdanger zoneを理解し、適切な剥離層を守って慎重に手術を行うことが最も重要です。当院では、それに加えて神経刺激装置を補助的に使用しています。
非常にまれですが、神経が完全に切断されている場合は自然回復が難しいことがあります。
損傷した神経や部位、発症からの期間などを評価し、必要に応じて神経縫合や神経移植などの再建を検討します。

監修者
近藤曉
頭頸部再建医・形成外科専門医
【 切開リフト 】若返り・たるみ治療
”不自然な変化ではなく自然で調和の取れた仕上がりにこだわります”