コラム
2026/02/11
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顔の脂肪吸引は、医師の技術やデザイン、術後の経過によって仕上がりに差が出ることがあります。
そのため、他院で脂肪吸引を受けた後に、修正の相談で来院される方も少なくありません。
本記事では、
• 他院で行った顔の脂肪吸引後に修正が検討されるケース
• 他院修正ならではの注意点
• 修正方法と適切なタイミング
について解説します。

他院で顔の脂肪吸引を受けたものの、
• フェイスラインがすっきりしない
• 術前との違いが分かりにくい
と感じ、修正相談に来られるケースがあります。
特に顔の中心のジョールファット、口横部分は取り残しが多い部分になります。
一度脂肪吸引をしていると、脂肪が硬くなっており、2回目以降は吸引しづらいことがよくあります。
腫れや拘縮が残っている時期では正確な評価ができないため、完成時期を見極めたうえで判断します。

術後に左右差が目立ち、「脂肪の取り方に差があるのでは」と不安になる方もいます。
顔はもともと左右非対称であり、
腫れや拘縮の差によって一時的に左右差が出ることもあります。
完成後も明らかな左右差が残る場合に、他院修正を検討します。

脂肪吸引後の拘縮により、一時的に皮膚の凹凸が出ることは珍しくありません。
しかし、
• 術後数か月以上経過しても改善しない
• 明らかな段差が残っている
といった場合、他院修正の対象となることがあります。
この原因としては、取られすぎや、均一に吸引出来ていないケースが多いです。
原因に合わせて、修正の治療を選択します。

他院での脂肪吸引後に、
• 頬がこけた
• 老けた印象になった
と感じ、相談に来られるケースもあります。

この場合は再吸引ではなく、
脂肪注入やヒアルロン酸注入による修正を検討します。
顔にはボリュームがあった方がいいゾーンと、ボリュームがない方がいいゾーンに分かれます。
どこを無くしてどこを残すか、を理解していて、美的センスが合うドクターを選ぶ事が大切です。

脂肪量が減ることで、もともとの皮膚のたるみが目立つことがあります。
これは脂肪吸引の失敗とは限らず、皮膚の弾力や年齢変化が影響している場合もあります。
この場合は、
• 切開リフト
・高周波
など、たるみに対する治療を組み合わせた修正が必要になることがあります。
「糸リフトで皮膚が縮む」と思われがちですが、糸リフトは文字通りリフトアップ目的なので、皮膚を縮めるのは、大きく分けて上記の二つしかありません。
初回手術の詳細が分からないことが多い

他院修正では、
• 吸引量
• 吸引範囲
• 使用した器具
などの詳細が不明なケースもあります。
そのため、現在の状態を診察し、できる範囲で最適な修正方法を検討します。

状態に応じて、以下の方法を検討します。
• 再度の脂肪吸引(可能な場合)
• 脂肪注入
• ヒアルロン酸注入
• 糸リフト
• 切開リフト
重要なのは「何を修正すべきか」を正確に見極めることです。

一度手術が行われた部位は、
• 組織の癒着
• 瘢痕
が生じている可能性があり、修正の難易度が上がります。
そのため、すべてのケースで再吸引が可能とは限りません。

癒着や瘢痕で硬くなっている繊維化した脂肪を除去することができるのが
「LSSA」です。
LSSAは韓国のNewpong社が開発した超音波機器です。
超音波の熱はプローブの先端から狙った場所の脂肪にのみに作用するため、
前回の脂肪吸引の取り残しやムラを解消することが可能です。

他院での脂肪吸引後も、完成までは時間がかかります。
一般的には
術後6か月以上経過してから修正を検討します。
早期の修正判断は、仕上がりを悪化させる可能性があります。

他院修正は、
「やり直し」ではなく、現在のお顔の状態に合わせて整える治療です。
焦って判断せず、
完成時期を見極めたうえで、適切な治療方針を選択することが大切です。
A. 腫れや拘縮の影響があるため、通常は術後6か月以上経過してから判断します。
A. 拘縮による一時的な凹凸である場合も多く、時間とともに改善するケースがあります。
A. 吸引した脂肪そのものは戻せないため、脂肪注入やヒアルロン酸注入などで調整します。
A. 状態によっては注入治療で対応できる場合もあります。
A. 現在の状態によって対応可否や治療内容が異なるため、診察のうえで判断します。

監修者
院長柳川 央徒
【バブみ輪郭】
数ヶ月先まで予約が取れない、日本で唯一 "バブみ"に特化した輪郭整形専門医。
小顔治療通算3000例以上。
他院修正、著名人も、多く担当。